繰り返す捻挫のお話
捻挫を何度も繰り返してしまった経験ありませんか?私自身も子供の頃、よく捻挫をしていた記憶があります。
なぜ繰り返してしまうのか?そんなお話です。
関節がグラグラと不安定にならないように、二重の補強構造になっています。(厳密にいうともっと複雑な構造ですが、ここでは省略いたします)
□1つ目の補強構造は【靭帯】
関節を構成している2つの骨が外れないように、ずれないようにとめているもの。
□2つ目の補強構造は【筋肉】
1つ目の構造の上から関節を更に補強している。
無理に関節が捻じられ捻挫すると、これらの補強は引き延ばされてしまいます。
引き延ばされて伸び切ってしまった【靭帯】は残念ながら元には戻りません。
そうなると関節の安定性は【筋肉】に依存することになります。
依存され続けた【筋肉】はやがて疲労します。疲労した【筋肉】は柔軟性に欠け、本来の機能を発揮する事ができません。
その状態では運動中に踏ん張ろうとしても、踏ん張りがきかず再び捻挫してしまいます。
また、捻じった記憶がないのに関節が腫れることがあります。これは【筋肉】の疲労、筋力や筋量の低下により、本来の機能を発揮できず、関節が不安定な状態が続き、負荷が掛かり続けた(つまり小さな捻挫が知らないうちに繰り返し起こった)結果です。
繰り返し捻挫を起こさないために、痛みがなくなった後も【筋肉】の状態をよくしておくことが大事です。
■筋肉の柔軟性をしっかり保つ。
■筋力・筋量が落ちないようにトレーニングする。
■ケガによって落ちたバランス感覚を養う。
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